2019年を振り返って

皆様にとって、今年はどんな年でしたか?

菅にとっては、今年は良い意味で特別な年になりました。


1月、お正月を休む間もなくUK選手権へと向け練習をして、

2月、友人ダンサーのヤーク&ティーナが来て、

3月、選手会パーティーにてラテン敢闘賞をいただき、そのショーをして、

同月、ピボットが閉店して菅・奥村のメインのレッスン場は十三のファンシーホールに移りました。


4月、ファンシーホールのオーナー、金澤先生とるり子先生の応援のもとで良い環境を整えてもらい、

5月にはブラックプールに行き、

6月はケイト先生の体調不良で日本インターを欠場するなど不調もありましたが、

ヤーク達を大阪に呼び大阪インターを盛り上げることに成功しました。


7月は仕事にとても忙しい月でしたが、次なる目標にむけてモチベーションを最大に上げられたときでもあり、

8月はあっという間の夏でした。

9月には8度目のフィンランドにて、今までの勉強の成果がつながったと実感できる月であり、

同月、全関西競技会では50名を超える歓声をいただきAクラス維持を勝ち取りました。


10月はこれまで得られたかけがえのないフィーリングから、大きな決断に踏み込んだときで、

11月には定まった方向性から渾身の作品を披露し、

12月にはついにイタリアと日本を繋げることに成功しました。

これは、イタリアのハイレベルなコーチを、プロだけにとどまらせず一般の僕の生徒さんたちにも直接レッスンを受けてもらうというもので、

ともすれば地理的、文化的条件から閉鎖的になりがちな日本の慣習に変化を与えることができた、大きな意義のあることだと思ってます。

もちろん、まだまだ草の根をかき分けるような小さな活動です。


昔の、村上春樹さんの比喩を用いるなら、

僕は常に壁ではなく、卵の側に立つ人間です。


壁は強大で押し迫ってくるものですが、

卵はとても壊れやすいものですが、

それでも僕は、そんな壊れやすいものを育てていきたい。


卵は将来、鳥となって大空を羽ばたくのですから。



僕の活動は社交ダンスに限られたものです。

もちろん、バレエやサルサ、コンテンポラリーなど勉強していますが、

それはすべて社交ダンスにつながるものとしてです。


それは世界の中で、ほとんどの人にとってとるに足らないものかもしれませんが、

それでも、この活動が身の回りのわずかな人の笑顔になってくれるので、

それがとても幸せなので、

僕は続けます。



ブログの更新をすっかりしていなくてすみません。


来年も僕は僕らしく、やっていきます。
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フィンランド9日間

行ってきました、ヘルシンキ!

我らが最愛のコーチ、

ユッカ・ハパライネンとシルパ・スータリ先生の教室HSDSへ。


今年は1月にUK選手権、5月に全英選手権と続き、

イギリスばかりでフィンランドへは丸一年ぶりの留学となりました。


私達がこんなにも世界で勉強させてもらえる機会を与えてくださる、

サポーターと生徒さんの皆様へ感謝です。


そんな、日本でも稀な純フィンランド式ダンサーの僕らですが、

今回も、


芸術あり、トレーニングあり、

バレエあり、サルサあり、アルゼンチンタンゴありの、

総合芸術アーティストとしての勉強をすることができました!


3日目くらいで、

今回予想していた収穫をすべて得るくらいに充実しており、


結果的に予想の2倍以上の様々なものを得ることができました。



詳しい内容はダンスで語るとして・・・



何度も行くことで、留学前後の要領をえることができ、

機内では熟睡、

到着その日から元気にレッスンすることができるようになったのも強みです!笑



明日は神戸でボールルームの競技会があります。


自分の可能性を精一杯出し切ります!

The noblest art is that of making others happy.

映画「グレイテストショーマン」で有名な

P.Tバーナムの名言を引用。

「観る人々を幸せにできる芸術、それがもっとも素晴らしい」




僕が手掛ける社交ダンスのエンターテイメントには、この古典的な価値観が当てはまる。

質を高め、美しさを追究することが、プロの務めだと、



そう一番強く思ったのは、忘れもしない、

2017年8月にヘルシンキのアレクサンドル劇場で師匠とその仲間たちが公演した

DOUBLE「ダブル」というショーを観たとき。


ユッカ、シルパというラテンダンスのグレートチャンピオンの他に、

競技を引退してショーに専念する人、

黒人のサルサダンサー、もう一人黒人のヒップホップダンサー、

コンテンポラリーダンサー、

彼らがともに同じ舞台に立ち、前後80分近くに及ぶ大作を演じていた。



ひとりひとりの身体能力は特別で、構成も独特。

競技から離れたからこそできる、長い時間を使ったであろう徹底的に研究された内容。



僕はまだ競技の現役ダンサーとして、もっと技術と表現力を研究していかなければならないと思ってる。

でも、その先にあるもの。



ダンスジャンルを越え、人種を越え、既存の常識を超え、

そんなエンターテイメントを目指したい。

ある中国人ダンサーとの出会い


13.8.2019
昨晩、レッスン後に
上海のダンサー、ヤンと出会いました。

なんと、英会話の先生であるルーシーの紹介で!

世間は狭いというけれど、世界も狭くなってきてます(笑

ヤンは上海でダンスの指導と振付、英語を中国語に通訳するプロダンサーで、
競技には出ないとのこと。

子どもの頃からダンスのスクールで勉強してきたということで、多くの知識と経験をもっていることが話していてわかりました。

日本の場合、社交ダンスのプロといえば競技選手というのが一般的だと思いますが、

そうでないパターンが世界にはあります。

多くの写真を見せてもらいました。

ロビン・ショート、クリストファー・ホーキンス、スラヴィック・クリクリビー、
そしてユッカ・ハパライネン!

世界のグレートダンサーたちが、指導のために上海に訪れ、

そこでのキャンプや講習会で研究したり通訳したりしているそうです。


ヤンは昨日から日本へきて、二週間ほど滞在しているようで、

最初の日本人の友達としての出会いが僕だと言ってました。



大丈夫です。僕が日本人の典型ではないよ!と言っておいたので(笑笑


イングランド出身のルーシーがいなければ、

同じ業界であるにも関わらず、

多分この出会いはなかったと思います。


社交ダンスの見地をさらに広げていける予感です。

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daisukekate

Author:daisukekate
社交ダンスインストラクター菅大輔のブログです。
JBDF西部プロラテンA級、スタンダードD級(2020年度C級昇級)
レッスン場所:十三、心斎橋(水金)、天満橋(土)、奈良(木)

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