2019/08/15
The noblest art is that of making others happy.
映画「グレイテストショーマン」で有名なP.Tバーナムの名言を引用。
「観る人々を幸せにできる芸術、それがもっとも素晴らしい」
僕が手掛ける社交ダンスのエンターテイメントには、この古典的な価値観が当てはまる。
質を高め、美しさを追究することが、プロの務めだと、
そう一番強く思ったのは、忘れもしない、
2017年8月にヘルシンキのアレクサンドル劇場で師匠とその仲間たちが公演した
DOUBLE「ダブル」というショーを観たとき。
ユッカ、シルパというラテンダンスのグレートチャンピオンの他に、
競技を引退してショーに専念する人、
黒人のサルサダンサー、もう一人黒人のヒップホップダンサー、
コンテンポラリーダンサー、
彼らがともに同じ舞台に立ち、前後80分近くに及ぶ大作を演じていた。
ひとりひとりの身体能力は特別で、構成も独特。
競技から離れたからこそできる、長い時間を使ったであろう徹底的に研究された内容。
僕はまだ競技の現役ダンサーとして、もっと技術と表現力を研究していかなければならないと思ってる。
でも、その先にあるもの。
ダンスジャンルを越え、人種を越え、既存の常識を超え、
そんなエンターテイメントを目指したい。
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